Scratch 始めました

前回の投稿でお話しした通り、2022年は活動の方向を転換します。子ども向けのパソコン・プログラミング指導を中心に取り組んでいきたいと考えています。

いきさつ

年末に、放課後等デイサービスや就労支援の活動に取り組んでいる知人より「子ども向けのパソコン指導をお願いできないか」との相談を受け、何度も打ち合わせをしながら、「放課後等デイサービスの事業所でプログラミングの指導をする」ことで合意しました。

事業所では、発達障害のある子どもたちを受け入れる予定ですが、現時点では、どんな特性を持つ子どもが来てくれるのかわかっていません。おそらく、ひとりひとり異なった特性を持っていて、一人一人違った内容の対応をすることになるだろうことは想像しています。

学習指導要領にプログラミングが導入され、小学校の授業ではパソコンやタブレットを利用した授業が始まっています。プログラミングツールは Scratch を使う例が多いようです。普通学級で学ぶ子どもたちでも、プログラミングに対する興味や学習意欲に差があったり、授業時間内の学習だけでは十分な理解ができなかったり、できないことで苦手意識を持ってしまったり…と、差が広がっているのではと想像しています。このような子どもたちの支援もできたらと考えています。

Scratchから始めよう

どんなITツールをどんな教材を使ってどのように教えるのがよいのか、まったく未知数ですが、一般的に利用されることが多い Scratch から始めてみようと思います。教える立場の人間が知らないようではお話になりません。Scrartch について自分自身が熟知しており、子ども一人一人にあわせて、教材選択や指導法のアレンジができ、さらに、発達障害児支援の心得や対応方法を知っているのが理想です。

Scrartchを使いこなせるよう、自分自身のスキルアップから始めます。Scratchのことはなんとなく知っていても、実は一度も使ったことがない、ユーザー登録もしていないド素人です (^^;

ネット情報を頼りに自己流でやれなくもないですが、この先、教材として利用する書籍を選定して、その内容に沿って学習するのが、あとあとのためにもよいと考え、いろいろ物色してみました。様々なものがありますが、マニアックなレベルの高い内容を扱っているものは除外することにしましょう。それらは「もっともっとやりたい!」という上級者向けに提示できればよいと考えます。指導するというより自分も一緒に学習しながら、面白さを共有して盛り上がるときのために、取っておくことにしましょう。

基本を学べる、学習指導要領に沿った内容を扱う、授業の教材として使えそうなものを選定しました。

最初の一冊

自分の最初の教材として選んだのはコレ!

スクラッチ3.0でゲームを作ろう!小学1年生からのプログラミング教室
著者:岡田哲郎
発行:ソシム株式会社
ISBN978-4-8026-1205-0
2019年4月10日 初版第1刷発行

スクラッチ3.0でゲームを作ろう!小学1年生からのプログラミング教室(岡田哲郎) | 書籍 | ソシム
知識ゼロから、楽しく学べる! 手を動かしながら、プログラミングの考え方が身に付く

ちなみに私が本屋で購入したのは、初版第4刷(2021年3月9日)です。初版第1刷が発行されてもうすぐ3年になります。

10個のテーマがあり、1時間目~10時間目に分けて少しずつ機能を勉強するようになっています。これをひととおりこなせば初心者レベルは卒業できるんじゃないかと期待しています (^^;

子ども向けと侮ることなく、Scratchに用意されている機能や操作手順などをしっかり学習したいと思います。さらに、プログラミング(論理的思考)の指導者視点で、どんなところに注意し、どんなことを学べればよいのか、考えていきたいと思います。

冒頭で紹介した放課後等デイサービスの事業所が始まるまで半年くらい。それまでにはこの教材を卒業し、次のレベルに取り掛かっていたいと思います。さぁ、まずはアカウント登録から(笑)がんばります!

コメント

  1. […] 前々回の投稿で紹介した書籍「スクラッチ3.0でゲームを作ろう!小学1年生からのプログラミング教室」の1時間目で取り上げられている事例「恐竜キャッチゲーム」を作ってみました。 […]

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