Scratch ファーストインプレッション

前回の投稿では、Scratchを勉強するために選んだテキストを紹介して学習開始を宣言しました。指導者視点でどう向き合うか…の前に、Scratchユーザーとしてのファーストインプレッションを書き記しておきたいと思います。備忘録として。「あの頃は…」などと、あとから振り返るネタになれば面白いかもしれませんので。

別ネタですが、Microsoft365アプリ(SharePointなど)の解説ページを社内向けに2020年ごろから2年くらいかけてサイトページで600ページほど書きましたが、3年経った今では陳腐化してしまって書き換えなければならないものもあって、業界の変化のスピードに振り回されています。Scratchも進化していくでしょうし、「あの頃は…」って時期が来たら書いてみるのも一興ということで (^^;

ファーストインプレッションですので、きっちり調査して網羅するようなレポートではありません。あくまでオフィスナカネの中の人の個人的な印象ですが、これからScratchを始めるみなさんの参考になれば幸いです。詳しく知りたい方は、他のサイトの情報もあせて収集することをお勧めします。

Scratchとは

あれこれ説明する前に、まずは公式サイトにアクセスしてみましょう。

Scratch公式サイト

図1 Scratch公式サイト

さまざまなコンテンツがあって目移りしますが、ホームのトップに「Scratchについて」のページへのリンクがあります。このページを開くと概要が解説されていて、その一番上の目立つところに図2に示す「Scracthについて」の説明があります。

図2 Scratchについて

私が講釈たれる必要もありません。ここを読めば全体像がわかります。Scratchの使い方やこれを使って何ができるかといった踏み込んだ内容を知るには、ホームのトップにある「作る」「見る」「アイデア」をクリックしてサイト内を探検してみましょう。

中の人の印象は、

中の人
中の人

うわぁ~~~~!めっちゃすごい!子ども向けと馬鹿にしてるととんでもないぞコレ!

でした。まだまだ把握しきれていませんが、うっかり沼にはまると溺れてしまいそうで、ほかのことが手につかなくなりそうでヤバいぞ!と。子どもたちがはまっちゃって「Scratchばかりやって勉強しなくて困る」って、親御さんたちの悲鳴が聞こえてきそうです。「保護者の方へ」のページも読んで下さいね。

指導者としては、子どもたちが沼で溺れてしまわないように正しい泳ぎ方を覚えてもらえるようにしなきゃいけませんね (^^;

無料

最大の魅力は、インターネットにアクセスできるパソコンやタブレットがあって、ブラウザで公式サイトにアクセスできれば、豊富なコンテンツを無料で利用できることでしょうか。

よくある質問と答え(FAQ) のページには、動作推奨環境なども紹介されているので確認してみましょう。オフラインで利用できるScratchアプリをダウンロードしてインストールすることもできます。

最先端の最高スペックのパソコンでないと動作しないとか、動きがカクカクしてぎこちないとか、などということはありません。1世代前の中古のノートパソコンでも動作します。現在なら5万円前後のものでも十分な気がします。ゲームで遊ぶためのゲーム機とゲームを作るためのパソコン、どっちを選びますか?

豊富なコンテンツ

無料なのに豊富なコンテンツがあるのも魅力ですよね。サイトを開くとホームページにほかのユーザーが作成して公開している作品やプロジェクトがたくさんあります。「見る」をクリックして、ヒントをもらえたりすごい作品を見てモチベーションが上がったり。沼にはまるのに十分な圧倒的ボリュームです。チュートリアルなどの学習用コンテンツもあるので、独学で勉強することもできます。

コンテンツが多すぎて初心者はどこから手を付けたらよいかわからなくて、市販の書籍に頼るのもわかる気がします。それでもハードルが高い人たち向けにプログラミング講習が流行るんでしょうね。

まずは、公式サイトに掲載されているコンテンツをとことん利用しましょう。自信のない方や効率的に学習したい方は、市販の書籍やプログラミング講習を利用しましょう。

子ども向けだけど大人も

「DX」とか「リスキリング」という言葉を聞いたことがありますか?プログラミングできるようになって、もっとITを活用できるようになって…と日本中が騒いでます。また、ノーコード・ローコード開発ツールが広がって、プログラミング言語を使わずに開発を!というのも聞くようになりました。

コーディングとプログラミングを混同しないようにしましょうね。実現したいことをプログラム(動作手順)に落とし込むためには、プログラミングが必要です。この部分はノーコード開発ツールでも必要です。動作手順を考えるには、たくさんの事例を見て勉強するのが近道です。

このサイトではScratchで作成された作品(プログラム)を実行(動作)させるだけでなく、スクリプトを表示させてどんな作りになっているのか中身を確認することもできます。

プログラミングをしたことがない大人も勉強になります。いきなりプログラミング言語を学習するのはハードルが高いという方は、Scrartchから始めてみてもよいのではないでしょうか?大事なことなのでもう一度。

中の人
中の人

子ども向けと馬鹿にするのはやめましょう。

Scratchはプログラミングを学ぶための教材です。

大人がお仕事でプログラミングが必要なったら教材として利用できるという観点で書きましたが、純粋にScratchを楽しむというのであれば、親子で家族でアニメを作ったりゲームを作って楽しんだりすることもできると思います。もちろんほかのユーザーが作ったゲームで遊ぶこともできます。

指導者視点で

子どもたちにプログラミングを指導する人たち向けには「教育関係者の方へ」のページをクリックして「教育者向けScratch」を確認しましょう。学校関係者に限らず、プログラミング学習を支援するコンテンツが掲載されています。

教育関係者の方へ

図3 教育者向けScratch

中の人も指導者として教える立場になったら活用していきたいと思っています。「教育者向けガイド」には60分のワークショップの事例が10種類あるので、これだけでもかなりの学習ネタがあります。チュートリアルには、さらにたくさんの種類があるし、それぞれ動画解説もありますから参考になります。


いろいろ書きましたが、中の人にとってScratchはまだまだ未知数のツールです。どんな体験ができるのかわかりませんが、ワクワクできることがいっぱいありそうな予感(直感?)はひしひしと。楽しみたいと思います。

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