IT技術書感想文「Microsoft Power BI入門 BI使いになる!Excel脳からの脱却」読みました。

9月15日に発売されたPowerBIの技術書を読みましたので感想など。ネタバレ注意です。

BIに取り組む人にぜひ読んでいただきたい。「DX」「データ経営」に関心があるなら必読と言ってよい良書です。

特に第3章「BIとは何か?」は、基本的かつ重要なことがまとめられています。BIツールを使用して作業をする担当者だけでなく、ビジネスの動向を把握する責任者、経営判断をする重役さんまで、すべての人に読んでいただきたい。忙しい経営陣は第3章だけでも。

ここに書いてある内容が難しいと感じる方、もう少し幅広くという方は、第1章から第3章まで通して読むと、BIの全体像が見えてくると思います。

「Excel脳からの脱却」というのは、ちょっと煽り気味なタイトルと思うかもしれませんが、第3章まで読めば、その意味するところやBIツールの必要性が納得できると思います。Excelの限界というか弱点というか、BIツールがあればもっとできることが広がるということが理解できるのではないでしょうか?構造化データ、正規化されたリレーショナルなテーブルなどは、Accessを使ったことがある方なら理解できるでしょう。さらにその先のマルチデータソース、充実したETL機能、共有のしやすさなどのBIツールの特徴が理解できれば、Excelだけでいいのか?の答えがわかります。

第4章以降は、Power BIを使って作業をする担当者に読んで欲しい内容と思います。実際に手を動かして試行錯誤をすることの重要性や第7章「How-toを見たら考えることが大事」など行き詰ったときのメンタルや考え方にも言及していて、フォローが手厚いです。

さらに知識を深めたい方は、第8章「Appendix-おまけ」が参考になります。本書を飛び出して、さらに情報を収集するなら、「9.Power BIに関する最新情報の追い方」が参考になります。無料で利用できるコンテンツもたくさん紹介されています。Power BIを学ぶユーザーとSNSやコミュニティでつながるとモチベーションアップできるかもしれません。

著者の清水さんを知ったのは、本書でも紹介されているJapan Power BI User Groupと関連コミュニティイベントです。Twitterもフォローさせてもらって、ためになる情報をいろいろといただいています。本書の発行を知ったのも、ユーザーグループのfacebookに投稿した記事でした。

PowerBI関連のセミナーや勉強会で学んでいますが、まだ実用に至っていません。第4章以降を参考に、少しずつでも手を動かして理解を深めないといつまでたっても前に進めませんね。これを機に一歩進めるようがんばります!

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